マダニ媒介感染症のSFTS(重症熱性血小板減少症候群)
スタッフブログ

皆さん、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)をご存じでしょうか。
この病気はマダニが媒介しますが、感染した犬や猫から人に感染することがあります。
発症動物から私たち獣医療従事者への感染も11例報告があり、
飼い主さんへの感染も9例報告があります。
致死率は人では約30%、犬は約40%、猫では60%と言われています。
猫では3月から5月にかけてが発生のピークとなるそうですが、
年間を通して発生しているのでこの時期からしっかりと予防をしましょう。
ワンちゃんは冬の間もしっかりとノミマダニ予防をしている方がほとんどですが、
猫ちゃんはお散歩に行かないこともあり、まだまだ普及していません。
ぜひこの機会に、猫ちゃんとご自身を守るためにもマダニ予防についてご検討ください。
当院では猫ちゃん用の予防薬を数種類ご用意しております。
当院推奨のネクスガードキャットコンボは、ノミ・マダニのほかにフィラリア予防、お腹の虫にも効果があります。
猫ちゃんに優しいアルコールフリーです。
温暖化に伴いフィラリア症の予防期間が延びています。
蚊が発生する気温になってから1か月後には予防を始めたいので、
15℃以上の日が続いたら、フィラリア予防のための受診を計画しましょう。