低温やけどに注意
スタッフブログ
12月に入り冷え込む日が増えてきましたね。
体が冷えると、体調を崩す子も多いので温度管理には気を付けてあげましょう。
特にわんちゃん猫ちゃんたちは私たちよりも低い位置で生活しているため、
体感温度に誤差がある可能性がありますので注意が必要です。
ペットヒーターやカイロ、こたつ、ストーブで暖を取る子も多いかと思いますが、
これらは低温やけどを起こす可能性があります。
低温火傷とは、44℃から50℃程度の低温のものに長時間接触することで生じる火傷のことです。
高齢動物は睡眠時間が増え、同じ体勢のまま暖房器具に接触してしまうケースがあるので特に注意が必要です。
犬や猫は毛があるおかげで刺激から守られる一方、皮膚病変を見落としがちです。
気づいたときには皮膚が脱落してしまうこともありますので、
ヒーターにはカバーをしたり、ストーブに柵をして近づき過ぎないように工夫しましょう。
こたつは低温火傷だけでなく、脱水の危険もあります。
特に高齢の動物はのどの渇きに鈍感になっているため、長時間の使用は危険です。
心地よい暖かさがゆえに本人たちも気づかないまま、火傷を負ったり脱水に陥ってしまうのでご家族が注意してあげましょう。
とは言え、気持ちよさそうに寝ているのをたたき起こしたり移動させるのは忍びないので、
たまに電源を切ったりして自分で動くように促すのもいいかもしれませんね。