猫ちゃんもフィラリア予防をしましょう
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だんだんと気温が上がり、そろそろ本格的に蚊の活動時期に入ります。
蚊が媒介する病気はいくつかありますが、わんちゃんで有名なのはフィラリア症ですね。
実はこのフィラリア症、猫ちゃんにも感染することがあります。
データにもよりますが１０頭に１頭から４頭感染していたという報告があります。
猫ちゃんが感染した場合、犬とは違った経過をたどります。
フィラリアは心臓に寄生する虫なので血液中に幼虫が存在します。
蚊が陽性犬の吸血時に幼虫を吸い込み、さらに他の動物を吸血する際に感染します。
本来なら数カ月かけて成長しながら心臓に移動しますが、猫は本来の宿主ではない為、ほとんどは成虫になれず幼虫のまま血管内で死んでしまいます。
その死骸が原因で呼吸困難や咳、時には突然死をすることがあります。
他にも嘔吐や食欲不振など他の病気との見分けが難しい症状も出ます。
猫ちゃんのフィラリア症は診断も治療も難しいため予防が何より大切です。
北海道や高層階での感染報告もありますので、「うちの子は外に行かないから大丈夫」は大間違いです。
月に一度の駆虫薬で予防が可能ですので、まだ予防をしていない方はご相談ください。
