猫ちゃんに健康診断を!|鶴ヶ島にある動物病院

いとう動物病院

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猫ちゃんに健康診断を!

お知らせ 

「うちの子、最近よく寝るようになったな」

「爪とぎやグルーミングが減ったな」

「年齢を重ねたから落ち着いたのかな」

そんなふうに感じたことはありませんか?

犬と比べると、猫は体調の変化が分かりにくい動物です。

猫は具合が悪くてもそれを隠してしまう習性があります。

野生では、弱っている姿を見せることは命に関わることでした。そのため、本能的に不調を隠そうとする子が多いのです。

その結果、飼い主さんが異変に気付いた時には病気がかなり進行していた、というケースも少なくありません。

だからこそ、元気な時の健康診断がとても大切なのです。

「歳のせいかな?」と思っていたら病気だった

実際の診察でも、

・最近寝ている時間が増えた
・あまり遊ばなくなった
・少し痩せた気がする
・水を飲む量が増えた

といった変化を「年齢のせいだと思っていました」とお話しされる飼い主さんは少なくありません。

もちろん加齢による変化もありますが、その裏に実は病気が隠れていることがあります。

健康診断では、見た目だけでは分からない病気のサインを見つけることができます。

健康診断で見つかることの多い病気① 慢性腎臓病

慢性腎臓病は猫で最も多い病気のひとつです。

特に7歳を過ぎた頃から注意が必要になります。

腎臓は機能がかなり低下するまで症状が出にくく、初期は水を飲む量や尿量が増えたり、少しずつ体重が減ったりすることがあります。

さらに進行すると、食欲が落ちる、嘔吐が増える、元気がなくなるなどの症状がみられます。

これらの症状が出たときにはかなり進行している可能性があります。

また、一部の腎臓だけで機能をカバーできている場合、血液検査だけでは数値の異常が出ないこともあります。

尿検査や超音波検査なども併せて実施することをお勧めします。

腎臓病は完治が難しい病気ですが、早期発見によって進行を緩やかにできる可能性があります。

治療は療法食(タンパク質やリンの制限)や内服薬、必要に応じて点滴治療などを行います。

早い段階から管理を始めることで、生活の質を維持しながら長く過ごせるケースも少なくありません。

健康診断で見つかることの多い病気② 甲状腺機能亢進症

甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、主にシニア猫にみられます。

特徴的なのは「食欲はあるのに痩せていく」という症状です。

他にも、落ち着きがなくなる、夜鳴きが増える、水をよく飲むなどの変化がみられます。

「歳なのに元気だな」と思っていたら病気だったということも珍しくありません。

血液検査(当院ではまぐろコース)で早期に発見できる場合があります。

治療は内服薬によるホルモンのコントロールが一般的です。適切な治療によって症状の改善が期待できます。

健康診断で見つかることの多い病気③ 糖尿病

初期症状として、水をたくさん飲む、おしっこの量が増える、食欲はあるのに痩せるといった変化がみられます。

毎日一緒にいると少しずつ進む変化に気付きにくく、「気付いた時にはかなり進行していた」ということもあります。

早期発見・早期治療によって良好な状態を維持できるケースも多いため、定期的な検査が重要です。

治療は食事管理やインスリン治療を中心に行います。早い段階で治療を開始することで、症状の改善や血糖値の安定が期待できます。

また猫の糖尿病は肥満がリスク因子となります。

まるまるとした猫ちゃんはかわいいですが、肥満は病気ということを忘れずに、ぜひ日ごろから体重管理を行いましょう。

健康診断で見つかることの多い病気④ 心筋症

心筋症は猫で比較的多くみられる心臓病です。

怖いのは、初期にはほとんど症状がないことです。

元気そうに見えていても、聴診やレントゲン検査、心臓のエコー検査などで異常が見つかることがあります。

進行すると呼吸状態が悪化したり、血栓ができて突然後ろ足が動かなくなったりすることもあります。

こうなった場合はかなり予後が悪く、緊急性が高くなりますが、早めに見つけることで、治療や経過観察につなげることができます。

治療は病状に応じて内服薬による管理を行います。定期的な検査を続けながら心臓への負担を軽減し、できるだけ長く穏やかに生活できるようサポートしていきます。

夏の健康診断では、心臓の負担の度合いを調べるマーカー検査である「NT-proBNP」という項目を半額で受けることができます。

ぜひこの機会にご検討下さい。

健康診断は「病気を探すため」だけではありません

健康診断の目的は、病気を見つけることだけではありません。

元気な時のデータを残しておくことで、「去年と比べて体重が減っている」「腎臓の数値が少し変化している」など、小さな異常にも気付きやすくなります。

【大切な猫ちゃんのために】

猫は言葉で不調を伝えることができません。

そして、私たちが思っている以上に体調不良を隠すのが上手です。

だからこそ、

「元気だから病院へ行かない」のではなく、
「元気だからこそ健康状態を確認する」

という考え方が大切です。

最近よく寝るようになった、水を飲む量が変わった、年齢を重ねてきた・・・

そんな猫ちゃんはもちろん、特に気になる症状がない子も、この機会にぜひ健康チェックをご検討ください。

大切な猫ちゃんがこれからも元気に過ごせるよう、私たちがお手伝いできれば幸いです。

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